増トン車とは?4t増トン(6t・8t)の特徴と必要な免許・導入メリットを解説
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増トン車とは?4t増トン(6t・8t)の特徴と必要な免許・導入メリットを解説

中型と大型の“いいとこ取り”。コストと積載量のバランスに優れた選択肢
「4トン車では積載量が少し足りない。でも大型トラックを導入するほどではない」——そんな悩みを抱える運送・建設事業者にとって、有力な選択肢になるのが「増トン車(増トントラック)」です。
増トン車は、中型トラックと大型トラックの中間に位置する存在で、コストを抑えながら積載量を増やせるのが魅力です。一方で、運転に必要な免許や高速料金など、注意すべき点もあります。本記事では、増トン車の特徴・必要な免許・導入メリットとデメリットを詳しく解説します。

監修者

この記事の監修者

高見健太郎

有限会社 高見トラックセンター

トラック販売・整備のプロフェッショナルとして長年の経験を持ち、お客様の事業内容に合わせた最適な1台のご提案から、購入後の安心の整備までトータルサポートしています。

そもそも増トン車とは

増トン車とは、4トントラック(中型トラック)をベースに、車軸やフレームを強化して最大積載量を増やした車両です。標準的な4トン車の積載量が約4トンなのに対し、増トン車は6.5〜8トン前後まで積載量を高めています。便宜上「6トン車」「8トン車」と呼ばれることもあります。

車体サイズは4トン車とほぼ同じでありながら、大型トラックに近い積載力を持つのが特徴です。平ボディ・ウイング・ダンプ・冷凍冷蔵車など、さまざまな架装が用意されており、運送業から建設業まで幅広く活用されています。

なぜ生まれた?2007年の法改正が背景

増トン車が普及したきっかけは、2007年(平成19年)の道路交通法改正です。この改正で中型トラックの車両総重量の上限が11トン未満まで引き上げられたことにより、4トン車をベースに車両総重量11トン近くまで積載量を高めた車両を作れるようになりました。中型と大型の間のニーズに応える形で、増トン車のラインナップが広がっていきました。

増トン車に必要な免許(ここが最重要)

増トン車を運転するうえで最も注意すべきなのが、必要な免許です。増トン車は車両総重量や最大積載量によって、中型免許で運転できるものと、大型免許が必要なものに分かれます。

ポイントは「最大積載量6.5トン」のラインです。最大積載量が6.5トン未満(かつ車両総重量11トン未満)であれば中型免許で運転できますが、最大積載量が6.5トン以上になると、車両総重量が11トン未満でも大型免許が必要になります。つまり、いわゆる6トン車は中型免許、8トン車は大型免許が必要になるケースが一般的です。

「中型免許で乗れると思っていたら、実は大型免許が必要だった」という事態を避けるため、購入前に車検証で車両総重量と最大積載量を必ず確認しましょう。

【比較表】4t車・増トン車・大型車の違い

比較項目4t車(標準)増トン車大型車(10t)
最大積載量の目安約4t約6.5〜8t6.5t以上
必要免許中型中型または大型大型
車両価格安い中間高い
高速料金区分中型車大型車(8t以上)大型車
タイヤのナット穴6穴が主8穴(大型寄りは10穴)10穴が主

増トン車のメリット・デメリット

増トン車のメリット

  • 4トン車より一度に多くの荷物を運べ、輸送効率が上がる
  • 大型トラックより車両価格が安い(大型の6〜8割程度が目安)
  • 車体サイズは4トン車並みで、都市部や狭い道でも扱いやすい
  • 重量税などの維持費が大型より抑えられるケースがある

増トン車のデメリット

  • 4トン車と比べると税金・維持費は高くなる
  • 車両総重量8トン以上では高速料金が大型車区分になる
  • 最大積載量6.5トン以上は大型免許が必要で、準中型免許では運転できない
  • 車重が増えるため制動距離が長くなり、通行できない道路もある

増トン車の見分け方

増トン車は標準の4トン車と外観が似ていますが、見分けるポイントがあります。最も分かりやすいのがタイヤのナット穴の数です。標準の中型トラックは6穴が主流なのに対し、増トン車は8穴(大型寄りのものは10穴)になっていることが多いです。また、荷台の長さや高さが標準の4トン車より大きくなる傾向があります。

導入が向いているケース

増トン車が向いているケース

  • 4トン車では積載量が足りないが、大型車では過剰・割高になる業務
  • 都市部や中距離輸送で、扱いやすいサイズと積載力を両立したい
  • 導入費用・維持費を大型車より抑えつつ輸送効率を上げたい
  • 運行回数を減らして燃料費・人件費を削減したい

まとめ:コストと積載量のバランスに優れた選択肢

増トン車は、中型トラックの扱いやすさと、大型トラックに近い積載力を兼ね備えた、コストパフォーマンスに優れた車両です。ただし、最大積載量によって必要な免許が変わる点と、高速料金が大型区分になる点には注意が必要です。

導入を検討する際は、自社の運ぶ荷物の量と、ドライバーの保有免許を照らし合わせて判断することが大切です。高見トラックでは、いすゞ・日野・三菱ふそう・UDトラックスの増トン車を各種取り扱っています。「自社の業務に増トン車が合うか相談したい」「免許区分を確認したい」など、お気軽にお問い合わせください。

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